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フリーターからの就職を検討している方の中には「JAIC(ジェイック)」を通じての就活を考えている方もいるのではないでしょうか。
フリーターの就活の最初の壁とも言える書類選考を受けずに複数社と即面接が出来るため、「楽に就活を終わらせられるのでは!」と魅力に感じていると思います。
確かに、ジェイックを利用する事で、書類選考を飛ばせるのは事実です。とはいえ、ジェイック=メリットはそれくらいでデメリットの方が多いです。
これは実際にジェイックを利用して就職をした私の感想です。
というのも、ジェイックの場合、複数社と面接が出来るものの、独自のマッチング制度を導入している事により、結局は最大5社までしか選考を進める事が出来ません。
今記事では、
上記について書いていきます。
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集団面接会のマッチング制度について
5社までとしかマッチング出来ない
ご存知の方もいると思いますが、ジェイックは集団面接会によって20社以上と一気に面接が出来ます。
そして、その中から就職先を選んでいくのですが、上でも書いた通りマッチング制度によって、その後の選考に進める数が制限されます。
このマッチング制度は、いわば婚活パーティーの就職バージョンといった感じです。
集団面接会終了後、企業と面接者がそれぞれ相手の評価を書いた紙をジェイックに提出します。
■面接者側
→”就職したいと思った企業=○、興味はあるものの迷っている企業=△、就職したくない/興味がない企業=×
■企業側
→個人面接をしたいと思った人=○、とりあえず”キープ”しておきたい人=△、採用する意志がない=×
ジェイックは評価が書かれた紙を見て、面接者側、企業側のお互いが○と書いていた場合、その後の選考(2次面接、最終面接)に進めるというルールです。
つまり、集団面接会=書類選考の代わりといった立ち位置なのです。そして、この○は最大5社までにしか付けられません。
そのため、集団面接会に何十社来ようが、就職先が絞られてしまうのです。
他の就職支援の場合、いくらでも求人紹介を受けられますし、面接を受ける数を制限される事はありません。
というか、結局5社としか面接が出来ないのであれば、わざわざ集団面接会に参加をするよりも、直接求人紹介を受けた方が手取り早いです。
いずれにしろ、2次面接、最終面接といった個人面接を受けなければならないのであれば、集団面接会を受ける分、手間が増えるだけです。
マッチング制度のデメリット
・一発勝負で好印象を与えないといけない
・1、2社としかマッチングできない場合がある
・就職出来る可能性が下がる
マッチング制度のデメリットは上記になります。
他の就職支援とは違い、ジェイックの場合、集団面接会の一発勝負で就活が決まります。
つまり、他の研修生よりも好印象を与えない限り、企業側から○の評価を貰う事が出来ません。
実際に私が参加をした時も、1,2社としかマッチング出来なかった子が結構いました。
飛び込み営業も含まれる10日間のきつい研修を耐えたにも関わらず、2社としか個人面接が出来ないというのは、あまりにも効率が悪すぎます。
このように、研修を頑張ったのに集団面接会でコケてしまうと、一気に就職出来る可能性が低くなるのです。
それに対して、他の就職支援の場合、面接がコケたとしても、内定が出るまで求人紹介を続けてくれます。
そのため、”20社以上と一気に面接が出来る”という罠に引っかかってはいけないのです。
集団面接会の参加企業について
とはいえ、5社としかマッチング出来なくても、「良いと思える企業とマッチング出来れば特段デメリットでもないのでは」と感じる方もいるかと思います。
確かに、集団面接会に良い企業が”揃っていれば”、5社以上選考に進めなくとも問題はありません。
ただ、集団面接会に参加する企業の大半が下記のような労働環境となっています。
◆社員数10名前後の零細企業
◆週休1日ばかり、土日休みはほぼ皆無
◆みなし残業制の企業
要するに、ただ求人を掲載していては誰からもエントリーされないようなブラック企業がメインなのです。
実際に私が参加をした時も、土日休みの企業は20社中3社しかありませんでした。
そして、運良く土日休みの企業から内定を貰い、就職をしたのですが、そこはそこで労働環境がクソすぎて結局1年半で退職を余儀なくされました。
一例として、私が集団面接会→就職をした企業の労働環境を書きます。
■ジェイックから就職した企業の詳細
◆隔週二日休み
※完全週休2日制と求人には記載
◆社員が10名以下で常に人手不足
◆休日出勤常態化
◆新人研修無し+指導してくれる先輩もいない
※人手不足もあり、忙しくて誰も仕事を教えてくれませんでした。
◆30件近い顧客を2名で客先対応、エラー対応、それに営業活動も課せられた
◆毎月100h〜150hほどの残業
※サービス残業
◆手取り17万3,000円+年2回のボーナスが0円と5万円
たとえ5社とマッチング出来たとしても、良い企業に就職出来る可能性は低いのがジェイックの実情なのです。
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■まとめ
ジェイックのマッチング制度について書いていきました。
集団面接会=通常の就活で言うところの書類選考と同じ立ち位置となるので、集団面接会後に即座に内定が出る事はありません。
その後に個人面接が控えています。それどころか、選考に進める数もマッチング制度によって制限されます。
なおかつ、良い企業に就職出来る可能性も低いうえに、超体育会系の研修にも参加しなければなりません。
このように、ジェイックを通じての就活=特にメリットはないのです。
私自身、”楽に就活が終わる!”と思ってジェイックに相談をしましたが、それは選択ミスでした。
むしろ、普通に就活をした方が楽じゃん…と感じました。その時に戻れたとしたら、100%ジェイックは選んでいません。
ジェイックではなく個別サポート型の就職支援にお世話になっていたと思います。
というのも、ブラック企業を退職した後に【第二新卒エージェントneo】という個別サポート型の就職支援に相談をしたのですが、そちらの方が就活のサポートが手厚かったからです。
希望通りの求人紹介はもちろん、社内状況を視察したうえで求人を紹介してくれるので、ブラック企業に就職する事もありません。
また、担当者と一対一でのサポートなので、自分のペースで就活が進められた点も良かったです。
個人的には、ジェイック以上に相談する価値があるかと思います。
◆エージェントNeoのサポートについてはこちら↓